hoshidamayaのブログ

僕の看護学生時代、信州での失恋体験談です。

子供の頃に見た夢

小学校に入学する前に見た夢の話です。


当時、事情があって僕は弟たちと親戚に預けられていました。


しばらく、そこから小学校へ通ってたんです。


「明日から小学校だね。」
叔母が僕にそう言うと布団を直してくれた。


先生は怖いだろうか?
小学校ではどんな事をするんだろう、どんな風に勉強するんだろう?


頭が悪いと、母がしたように叩くのかな?怒鳴られるんだろうか?


周りの子達とは上手くやれるのだろうか?


そんな事を考えて不安に感じながら眠りにつきました。


その夜、不思議な夢を見たんです。


僕は小学校の教室の天井にいました。
宙に浮いて、教室のみんなを見下ろしてました。


下には僕も席に座っていました。


僕は天井で浮かんでいるはずなのに、席に座っている・・・


おかしな事ですが夢の中では何故か、


不自然とは全く思っていませんでした。


みんなの座っている席を見ると、
一人一人の机には給食がありました。


ちょうど給食の時間だったのです。


変な感じでした。


「始めっ!」



と言う先生の号令と同時に
皆んなと同じおかずに手をつけて
同じおかずを皆んなと同じスピードで
食べなければいけないのです。



一斉に・・・みんなと同じ食器に手をつけて、


一斉に・・・皆んなと同じパンをかじって・・・


一斉に・・・みんなと同じスピードで・・・



「終わりっ!」


「はいっ!」


と言う先生の合図と皆の声が教室中に響きました。


皆んな給食を一斉に食べ終わり、


背筋を伸ばして手を腿の上にしっかり乗せていました。



一人を除いて・・・・




僕だけ一人、パンをかじりながら


キョロキョロと周囲を不安げに見回していました・・・


先生の怖い表情と・・・・


皆の軽蔑の眼差しを痛いほど感じ・・・・・





そこで夢から覚めました。



「夢か・・・・」




僕は夢だったことにホッとしていました。




僕は・・・・・





気づいていませんでした。




これは正夢だった事を・・・・・




学校生活中も卒業してからも、気づいていませんでした。




気づくには、まだまだ・・・・



ぼくは、幼過ぎたのです。








それに気づいたのは、大人になってからでした・・・・・





ぼくの子供時代は、まさにこの夢の通りだったことを・・・・・

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