不思議な話2
これは本当にあった話だそうです。
若い頃、当時の同僚から聞いた話です。
仮にY君としましょう。
ある日ボクはY君に飲みに誘われ、不思議な体験をした
話を聞かされました。
ある日、Y君が友達と朝まで飲んだ時の事だそうです。
2人は朝方まで飲んだ後、アパートへ帰るため西武新宿線のある駅に入り、
ホームで始発を待っていました。
そこで頭の困った人であろう背の高い大きな男性がリュックを背負って両手に紙袋をぶら下げてニコニコしながらホームの端から端を、行ったり来たりしていたそうです。
ホームには他に数人、利用客がいたようですが、男性はホームにいる一人一人を
ニコニコしながら、わけわからない言葉を発しながら見ていたようです。
やがて電車が来ました。
Y君らは、男性と同じ車両に座るのが嫌で、彼を避けて違う車両に乗ったそうです。
2人で席に座っていると、さっきの男性が車両から車両へと行ったり来たりしていたそうです。
Y君ら2人の向かいの席には小柄な中年の禿げた眼鏡のサラリーマンが座って新聞を読んでいたそうです。
頭の困った男性は
その禿げオジサンにニコニコしながら近づき
彼のツルツルの禿げをニコニコしながら覗き込んで観察してました。
その様子を見ていた2人は男性が自分たちのところに来ませんようにと思いながらも・・・ハゲに集中していますようにと祈りながら・・・・
笑いをこらえていました。
2人は吹き出しそうな口を必死で
抑えていたそうです。
その時です。
彼はその愛くるしいニコニコ顔からも想像できない行為をオジサンにやらかしたそうです。
彼は自身のズボンを素早く下げたかと思うと、自らの巨大なチ◯コを・・・
ハゲ頭にポットン・・・と乗せたのでありました。
それから彼は満足そうにしゃがんでオジサンの顔を覗き込んだそうです。
オジサンは、無表情で手に持っていた新聞紙をクルクルと巻いて、
彼の頭をおもいっきりスパーンと叩いたのだそうです。
2人は「吹き出してしまうと自分たちのところへ来てしまう。」
そう思い、全身を震わせながら笑いをこらえたそうです。
本当に苦しかったのだそうです。
斜め向かいに座っていたOLも顔を伏せながら
苦しそうに震えていたそうです。
男はブツブツと呪文のような独り言を囁き、
ニコニコと愛らしい表情を浮かべながら、
次の駅へ降りていったという・・・・・
同僚から聞かされた不思議な話でした。