予感が当たった。
やっぱり予感は当たりました。
亡くなりました。
ここ数日間で急速に弱っていたおじいさん。
出勤した時は脈もしっかり触れるし、頭をポリポリ描いていたくらい・・・
病棟の消灯後から心電図に・・・・
HRもどんどん下降してきて・・・・
呼名反応もなく、脈も触れない・・・
やっぱり・・・・・
当たっちゃいました。
夜勤パートナーがリーダーだったので、当直医と家族に連絡してもらい・・・・
ご家族が到着した時、みんな泣いてました。
正直、年取った患者さんが無くなるのを今まで何度か立ち会ったことあるけど・・・
ご家族がこんなに泣いてるのは初めてでした。
良いおじいちゃんで、穏やかで起こったこともなく、
認知症で、一晩中徘徊して他の患者さんの部屋へ入ったり、
日中、部屋を間違えて人の寝床に入ってたりして笑わせてくれましたが、
注意しても怒らず・・・・
職員に挨拶してくれたり・・・・
穏やかな良いおじいちゃんでした。
夜勤のパートナーがご遺族に「良いおじいさんでした」と病棟での様子を伝えて・・・
そうしたら余計にご親族が泣いてしまって・・・
葬儀屋を手配してもらって、霊安室からお見送り・・・
僕がまだ介護士時代、患者さんが亡くなって
たった一人の家族の息子さんに連絡した時「忙しくて来れません」とか
そんな息子さんもいました・・・
ご遺体を置いて、タクシーで帰っちゃう家族とか・・・
信じられないですけど・・・
そんな事と比べると、このおじいさん幸せなのかなと・・・・
職員にも好かれてたし・・・・
良い死に方だったのかもしれません。