本当のことなのにね
僕がまだ5歳くらいの時でした。
朝、右足が動かなくなったんです。力が入らない・・・
その日は幼稚園を休んで、母に病院に連れてってもらったんです。
原因は「なんともありません」
だったようです。
医者へ行ったのは覚えてないんですが、足が痛いのと力が入らず立てなかったのは
今でもよく覚えているのです。
怖くて泣いておりました・・・
母もよく覚えていて、「仮病、幼稚園が嫌だったから嘘ついたんだ、恥かいた」と、
信じてくれないんです。
怒られました。
確かに幼稚園はつまらなかったですが・・・
今でも、母と子の話が出ると、「嘘つき」と言われるんです。
信じてもらうのは諦めてますけどね。とっくに。
そう言うことで僕は子供ながらに人は元来、「孤独な存在なんだ」と考えておりました。
それが人の本質。自分の固定観念や偉い人の言うことを盲信するものなんだと・・・
母が意地悪でも悪人なわけではないんです。
人は弱いんです。単純に。
不完全なものなんです。
この言葉のままではありませんが、そんな思いを持っていました。
こうした人間観は後にキリスト教を受け入れやすくしたのかもしれません・・・・
まあ、話が逸れたかな?
僕は、今でも時々、突然、足の力が突然抜けたようにカクンとなるんです。
特にジムで体を動かしている時とか・・・・仕事で病棟内を動き回っている時とか・・・・
右手の力が抜けたりとかね・・・・