ウワバミの夢
ウワバミの夢を見た。
内容はこんな感じだった。
友達Aが仲間数人と一緒にボクのところへ訪ねて来た。
田んぼにでっかいアオダイショウがいるから、何んとかしてくれと言って来たのだ。
友人達と行くと、田んぼで2メートルはある、ぶっといウワバミがカエルを卵ごと飲み込んでいた。ウワバミは薄い緑色で、腹は銀色だった。更に口にカエルを数匹、一度にくわえて呑みこもうとしていた。
友人達がカエルを助けるといって、ウワバミを熱いアスファルトに引きずり出して、踏んずけて、いじめていた。
ボクは、このウワバミが可哀想になって来て友達に言った。
「ウワバミだって食わなきゃ生きて行けないんだぜ?コイツらの営みにオレ達が干渉する権利ないだろ、放してやれよ。」
友人Bが言った。「おお・・・まあ確かに・・・」
そこへ友人Aは、ボクの胸ぐらを掴んで言った。
「きれいごと言いやがって・・・覚えてろよ」
そう言ってAは、ボクの元から去っていった・・・
それから友人Bと田んぼのあぜ道を歩いていると、青白い顔をした若いおかっぱ頭の男が
ぐったりした様子でしゃがんでいた。
友人Bは言った。
「コイツ、さっきのウワバミじゃねえか。さんざ弄られたから、ぐったりしてるぜ。」
ボクは手元にあったデッカいシューアイスを男に差し出した。
男は、ボクの手から素早くそれをひったくると、袋ごと丸呑みした。
そうして、ダイブして田んぼへ飛び込み、大蛇の本体に戻って泳いで去っていった。
「達者でなぁ〜」
ボクらは手を振って見送った。
今度の夢には珍しくSさん出てこなかったなぁ・・・現れても覚えていないだけかも
しれないけど。